開催報告②「小学生活動報告 教育魅力化コーディネーターは誰でもなれる 」

「未来をつくる教育フォーラム2021」は、「子育ちを支える『幼児教育』」をテーマとし、11月27日(土)、28日(日)にオンラインにて開催しました。
多数の方々にご参加いただき、意見の交換や考えの共有をすることができました。

ここでは、当日のプログラムを振り返っていきます。
今回は、ゲストスピーカーとして一般社団法人ひだ清見観光協会の原田 美春さん、プレゼンターとしてフィンランド生涯教育研究家の石原 侑美さんのご両名をお迎えしてお話しいただいた「小学生活動報告 教育魅力化コーディネーターは誰でもなれる〜自治体・企業・学校・地域住民を巻き込んだ岐阜県高山市清見町の事例〜」をお伝えします。


地元の観光協会が主体となって教育をコーディネートした事例をご紹介します。

子どもたちのアイディアで街をブランド化
ゲストスピーカー:原田 美春氏
(一般社団法人ひだ清見観光協会)

観光協会では地域の魅力を伝えていきたいが町との連携が難しいなど、多くの課題がありました。
当時、小学6年生が清見町のことを調べて修学旅行先で配るという企画があり、観光協会が連携してイベント「WONDERFUL KIYOMI ほかほか」を企画。
小学生とJA、道の駅など9社・団体が連携し清見町のおいしいごはん試食会の開催準備を進めていました。

プレゼンター:石原 侑美氏
(フィンランド生涯教育研究家)

しかしコロナの影響により泣く泣く中止に。
このままでは終われない!と当時6年生の中から4名が有志で、清見の魅力を再確認し、町が元気になる企画を考え、活動するコミュニティが発足。
当時の5年生もさらにパワーアップした企画に挑戦!お弁当の商品化が実現しました。
子どもたちの感想「作ったお弁当をおいしかったと言ってもらえた時、とても嬉しかった。」

原田氏「教育への参加は誰でもできる。地方だから、小規模だからではなく、自治体・教育委員会などの器の大きさの問題。効果がいつ現れるかはわからない。責任を持ってコツコツ関わり続ける。親目線を忘れないことが大事。」

この活動は今も広がりを見せ、第2弾のプロジェクトもスタートしています。


とても精力的に活動されていて、それが子どもたちの自信にもつながっていることが伝わってきます。
この活動報告の後、清見町の観光協会には他の自治体からも相談が寄せられているとのことです。
ぜひ、全国的なムーブメントにつながっていくといいですね。

このプログラムはアーカイブ動画でもう一度ご覧いただくことができます。

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